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くま社長閑話 Vol.383 「ノルディーア北海道〜雑談くま社長奮闘記その1」

大変ご無沙汰しました、くま社長日記改め閑話改め雑感、ここ数年間はFacebookの個人ページばかりの更新で、まあそちらをごらんいただければ、このくま社長、日々何をやっているのか、一目瞭然といったトコロですが、「Facebookやってなーい」、「携帯ガラケー」的な皆さまを置き去りにするわけにはまいりません。ここは初心に立ち返って、この場へも復帰、寄稿していきたいと思う今日この頃、皆さま、如何お過ごしでしょうか?北海道札幌は朝晩、寒っ。っと、すっかり秋です。

さて先日、第71回国民体育大会希望郷いわて国体サッカー女子の部に北海道代表として出場した、ノルディーア北海道が全国3位と、北海道女子サッカーの歴史上、国体過去最高位の成績を残すことができました。これもひとえに本当に多くの皆さまのご支援ご声援のおかげと心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

くま社長、そっちでは書けないので、こっちで、記憶がなくなる前に、当たり触らず程よい体で、いろいろ記して置きたいことがいっぱいありすぎるので、ここに少しずつ記述して、後で自分で再読して、棺おけに入ろうと思い立ち、いろいろ書く(書いてきた)くま社長日記改め閑話、復活することにするわい。(^^)


ノルディーア北海道は、2009年末に当時のチャレンジリーグ(当時はなでしこリーグ2部相当)に昇格を決め、翌2010年シーズンより北海道から唯一、全国リーグを戦う女子サッカーチームとして2シーズンを戦い、2011シーズンに降格となりましたが、この間、当社はチームを支えるためにさまざまなお手伝いをさせていただきました。

2012年から3年間は、北海道女子サッカーリーグ、所謂地域リーグを戦うチームとして、運営母体の立ち上げから、毎シーズン末のチャレンジリーグ参入戦に挑戦し、2014年11月、2度目のリーグ昇格復帰を果たしました。

そして2015シーズンを日本女子サッカー最高峰、プレナスなでしこリーグの3部に相当する、プレナスチャレンジリーグEAST全15節をホーム&アウェイで戦い、EAST5位で最低条件の翌季残留を辛うじて果たし、2016シーズンに向けて元コンサドーレ曽田雄志氏に球団代表就任を依頼しこれを快諾いただき、新体制で臨んだ今季全18節を戦い、リーグEAST3位、チャレンジリーグ順位決定戦を負なしで全国5位と目を見張る戦績を収めることができました。

今シーズンはこの後、実質的に日本一のチームを決める、皇后杯が始まります。
ノルディーア北海道はこれに北海道代表チームのひとつとして参戦します。

対戦カードは本日現在未定ですが、素晴らしい試合を魅せてくれることと確信しています。

このように当社は決して表舞台に出る立場にはありませんが、わたくしが生まれ育ったここ北海道のHAPPYに少しでもお役に立てたら、と思い、日々頑張っているところです。

2008年のリーマンショック、そして2011年3月11日に起きた未曾有の災害をもたらした東日本大震災から5年。遠く離れたここ北海道札幌でも、多くの影響を受けました。
先般8月に創業満20周年と云う節目を迎えることができましたが、あの日から当社も受注激減し、心苦しいスリム化を余儀なくされ、社業を支えてきた大きなスポーツイベントも終了し、様々な苦難があり、まさか20年を迎えることなど到底できないな、と意気消沈、辛い日々を過ごしていました。

そんな最中で、名もなき女子サッカーチームを支えるなど、当時は「本業もままならないのに、ハチは気が狂ったのか、大馬鹿か?」と何人かの方に叱責されました。もちろん、自分もそう思っていました。しかしながら、支えを失おうとしていた純真な選手達を見過ごすことはできませんでした。

従前よりご縁の深かった、北海道サッカー協会出口会長からお電話を直接いただき、「こんなこと、はっちゃんにしか頼めない。」と依頼を受けたときには、そのような状況でしたから本当に躊躇しました。

悩みぬいた中、「よし10年やろう、10年で北海道民550万人の1%、55,000人のサポーターを創ろう。年会費¥3,000を頂戴してサポーターズ個人会員55,000人の皆さまに支えていただき、その先のなでしこリーグ1部昇格時に越えなければならない巨大なハードルを越え、真に北海道の多くの皆さまに支えていただくチームを目指そう。その時はユニフォームには胸に、『道民の皆さま』、とだけ、書き入れて全国トップリーグを堂々と戦おう。」と。やはり大馬鹿なのかもしれません。

なにか随分前から決まっていたことのように思えてきたのです。

古くからハチを知っていてくれている多くの皆さんは応援してくれました。
特筆すべきは、わたしのメンターのお一人、ここ日之出ビルオーナーの戸澤さんです。
わたしの会社の事務所の隣に空き部屋がひとつあり、お言葉に甘えて一時はくま社長室として、一時は倉庫として、利用させていただいておりましたところ、お話を聞いていただき、2012年新スタートを切るノルディーア北海道に使わせていただいたのでした。

そしてその年から公式ユニフォームのチームオフィシャルスポンサーとして、チームを支えていただいて、それは現在も継続していただいております。

北海道札幌の中心部、大通地区でも随一のまちのど真ん中、向かいは三越、PARCO、四プラと、ここより真ん中はない場所に、倉庫跡とは言え、球団事務所を構えることができたことは、今のノルディーア北海道がある原点ともいえるほど、ご理解ご支援をいただいており、もうこれは足を向けて寝ることはできないわけです。一生。(^^)

そして、活動資金を集めるため、いの一番に向かったのは、西区二十四軒、WESSです。
わたしが生涯唯一お勤め(サラリーマン)をさせていただいた、株式会社ウエス、小島紳次郎社長にサポーターズ賛助会員になっていただきました。「わぁ社長、そのステキなお財布、ちょっと見せてください!」とそのお財布から3万円、頂戴してから、申込用紙にご記入いただきました。「ど、ドロボーっ!!(^^)」っと云いながら、賛助会員申込用紙に個人情報をご記入いただき、それからことの経緯を敬意を祓いながらお話させていただき、「ばかやろー、10年後じゃ、オレは死んでるの。オレが生きてるうちにやりきれ!」と笑って許していただきました。やはり足を向けて寝ることはできません。一生。(^^)

また、ご縁で北海道創業の医療機器販売の老舗、株式会社ムトウ、田尾社長と面談する機会をいただきました。もうとても明瞭な方で、「代表、あんたがやるんだったら、わかりました、いいよ。」「へ?な、なにがですか?」「なにがって、あんたスポンサーのお話だろ?(^^)」お会いして15秒で、公式ユニフォームの胸、メインスポンサーを秒速でご快諾いただきました。その後の4年間は「全国の支店に応援にいかせたいんだ、いつになったら全国リーグ、なでしこチャレンジリーグを戦うんだ。」とお会いするたびに叱咤激励をいただき、そんななかでも継続して多大なるご支援を頂戴しました。ご飯も何度もご馳走になってしまいました。美味しかったです。やはり、足を向けて寝ることはできません。一生。(^^)

昨年、いろいろあり、既存のスポンサーさまに大きな不義理をしてしまい、諸事問題解決に奔走している間に、一旦育んだご支援の多くを失ってしまいました。
心中より深くお詫び申し上げます。

そしてリーグ全節を戦い抜くこと、国体、皇后杯をどうにか不戦敗など不名誉なことにならぬよう、それだけを一心不乱に、思っていました。

昨年は未年、わたしの干支、4回目の待ちに待った未年。
この一年で、全てを前向きに転じていこうと11年間待った、転機の年にしようと、毎日毎日、小さな幸せをひとつ、探してそれに感謝する一年でした。

選手たちのおかげで節目の第70回国民体育大会紀の国わかやま国体サッカー競技会女子の部北海道代表チームへの帯同をする事ができ、予てからの念願であった、熊野三社、熊野那智大社、熊野速玉大社、熊野本宮大社への参拝をする事ができ、八咫烏(やたがらす、神話伝説の三本足のカラス。神武天皇を熊野から大和へ道案内をしたと伝わる。公益財団法人日本サッカー協会のエンブレムでもある。)は私のようなものでも道しるべとなっていただけるであろうか、と本宮では本殿にてひとりお祓いの神事を受けさせていただき、「変わるぞ、変わってやる、絶対変わってみせる」と強く心に刻んでご祈祷を受けたのでした。

帰札早々数日後、球団スタッフから「代表、曽田さんと一度会っていただけませんか?」とお話いただき、急遽お会いする事になったのですが、そのときには既に頼る人も限られ、相談する人も少なく、その少ない方にまた頼れる人をご紹介いただいていた時期だったので、運営面、特に営業方面のご協力をいただけるのなら、とお会いしたところ、意に害したのか、「そーゆー事であれば、いまやっていることが忙しいので、お断りします。」とはっきり断られ、「ああ、そうか。お願い事は根っ子から、ハチの信念からもそれておった。、○○くん、曽田さんには、球団代表をやっていただくのは、どうだろう?」と申しましたら「へ?マジですか?いいんですか?」とあるので、「根っ子からお願いしなくては大変失礼であったやもしれん。うん、そうしようそうしよう。申し訳ないが、そうゆうことでもう一度お話してもらえないだろか」

その後の一気に進んだ流れは、今の好調の源泉とも言える、曽田くんの大英断あっての大躍進となったわけです。

私のような者にも道を諭してくれた八咫烏に心の中で感謝したのであった。(つづく)

2016-10-08 12:39 鉢直人


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