くま社長閑話Vol.338 「曇りのち晴れ」
この度の東日本大震災で甚大な被害に見舞われた被災地のみなさまに心からお見舞い申し上げますとともに一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
原発の話題に集中している昨今、被災地の復興が急ピッチで進む中、メディアであまり報道されていない被災地にも注目をしなくてはならないでしょう。
北海道の太平洋沿岸部の津波による被害はこれも過去に例がない程の甚大なものがあります。一日も早い復旧をお祈りするばかりです。
私ども放送・イベント関係の仕事にも多大なる影響が出ています。震災直後のコンサート、イベント等の中止、延期など、先月中旬から今月の初旬までは、もう目はくらくら、頭は真っ白になりました。年度末の出入金の管理やお得意先さま、お取引先さまや関係各社のみなさまも決算月のところが多く、もう、何が何やらてんてこ舞いになって、全く先が読めない状態で、創業以来15年間の中で、経験した事のない日々が過ぎて行きました。
震災からまもなく5週間が過ぎようとしております。
被災地のみなさまのお気持ち、避難生活の困難を考えますと、私たち北海道、兎角、札幌のものとしては、今回の震災の直接的な被害等は皆無に等しく、家屋損壊等の報告も聞いておりませんので、なんとも恵まれた地域にて普段通りの生活を営む事ができている事自体、どれだけ幸せな事かと、しみじみ思うものです。
社会的に影響力のある様々な方々、特に芸能関係の方々、芸術、文化、音楽、またスポーツの分野で活躍されている多くのみなさまの復興に向けた発言や行動によって、少しずつ、着実に意識に変化が起こって、日本中がひとつになって「がんばろう」と云う雰囲気になりつつあることに、少々まだ時期尚早かもしれませんが、一筋の明かりのようなモノが見えた心持ちになって参りました。
私どものような小さな企業では、今すぐできる何かを模索するので精一杯ですが、いずれ何らかの形で、日本のために、被災地のために、何かお役に立てる事ができたら、そんな事ができる契機に恵まれたらと、毎日、毎日、心を寄せる日々を過ごしています。
そのためには、まず、未来を見据えて足下をしっかりと固めて、これからも地域に愛される企業を目指して、日々精進して参りたいと思います。
できる事から、すこしずつ。
今、日本全体がそんなキモチに回帰しているような気がします。
何ら語る立場にございませんが、すこしでも何かのお役に立てば、と思いました。
今日の札幌は、曇りですが、やがて晴れる事でしょう。
2011-04-17 12:02
Comments
コメントはまだありません