くま社長閑話 Vol.269 「春の枯葉」
北海道、札幌。
4丁目交差点、日之出ビル。
当社が越してきて7年にそろそろなる。
札幌冬季オリンピック。
1972年。
札幌の中心部は先人たちの尽力で道路が拡張され、それに伴い、
新造のビルジングがこぞって立ち並んだ。
地下鉄の開業と共に、札幌中心部には地下街が生まれた。
オーロラタウン、そしてポールタウン。
所謂都心のど真ん中、待ち合わせは三越のライオン前であった。
それから地下鉄南北線開通後、大通駅界隈での待ち合わせは、
圧倒的に、ここだった。
ペコちゃん。
そう、不二家レストラン。
10番出口、日之出ビルB2F、ペコちゃんで待ち合わせ、だ。
が、営業を終了した。
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先週、40年近くに及ぶ営業を、やめたのだ。
オツカレさま、ペコちゃん。
キミのお陰でどんなにか、いろんな人たちが、ステキな時間を過ごしたことか!
キミのお陰でどんなにか、ステキな恋人たちが、この街に繰り出していったことか!
キミのお陰でどんなにか、初めて都会に出てきた人たちが、安堵のキモチをもったことか!
キミは春夏秋冬、四季折々の衣装を着替えて、ボクらを迎えてくれたね。
いろんなことがあったんだね、ペコちゃん。
ありがとう、ペコちゃん。
向かいの日之出そばのおねいさん達も、心のそこから寂しがっていたよ。
さようなら、ペコちゃん。
2009-03-31 00:05
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