くま社長閑話 Vol.230 「桜もちりそう」
先週の22日(火)、所用で写真のホテルモントレエーデルホフ札幌に行った際に、はっとするほどの桜が咲いていたので、思わず撮影したのですが、ホテルの中に入って、取締役副総支配人林敬一さんにお話を伺ったところ、ここは元々営林署があった場所でホテルを建設する際に、古くからある古木大木についてはそのまま伐採をせずにうまく取り込んでお庭を造成したとの事。また、この写真の桜は、札幌管区気象台発表の札幌市内の桜開花宣言の基準の桜だそうで、ここの桜が満開になると、札幌の桜は満開開花宣言を行われるとのことで、なんだか、いいお話をとても丁寧に聞かせていただけた。ありがとうございます。先週の初めには大通公園など、市内何れも桜は咲いてしまい、先日26日(土)、27日(日)はいつもの北海道札幌には相当早い、お花見のピークともなったことだろうなぁ。満開の桜の木の下でジンギスカンにビール、これが札幌お花見スタイル。場所はやはり円山公園、坂下グラウンド界隈がメッカ。自分のお家に桜があるご家庭なぞ、大変いい雰囲気で酒宴をしたことだろう。
桜はホントにいいもんですね。
世界で一番大好きな木のひとつ。
あの淡いピンクの花。
なんだか別の世界があって、どうにもそこから、その別の世界がとってもステキなんですよ、とこの世界にキャンペーンに来ている様なキモチがします。花の精、桜の仙人。
澄川のかわなみ食堂のおかあさんは、とても個性的でしたが、お話は大変インテリジェンス溢れ、これから毎月ごはんを食べにいかなきゃ、と思わせる、ホントに猫がそのまま現世でおかあさんやってるような人でした。哲学、と云うものを持っていらっしゃる。先々週はそういった面白い人物との出会いが満載の週でした。先週も忙しかったけども、今週もまた、面白い出会いを期待しながら、一生懸命頑張ろうかな、と思っています。
桜はホントは咲いていないんじゃないだろか?
咲いているように見えること自体、この世のものとは思えない、何かフシギなキモチになるものですから。
人との出会いも同じで。
今目の前に居る人は本当に存在しているんだろうか?
桜とかわなみ食堂のおかあさん。
太宰の膨大な作品群の中で、ボクは秀作中の秀作と思っている、一番大好きなハナシがある。そのとても短い小説は、本当にこの世のものとは思えぬ、想像力を書き立てる文章で、ボクはそれを読み返すたびに、涙が溢れそうになるんです。
「フォスフォレッセンス」
機会があれば一度、お読みになってみてください。
いまの季節にぴったり。
2008-04-28 12:20
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