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くま社長閑話 Vol.228 「麗らかな、春だぁ」

ミシンの中山さん。ふみ子さんが来る日も来る日も踏み続ける、ミシンがこれ。

大通地区まちづくりの勉強会が続いた。
そんな中、この「まち場」を取材目的で徘徊した。
「まち場クイズ」なぞ、作成するために。

The Nakayama Sewing Machine Co.

とても流暢でクラシカルな書体で書かれた金色の文字が、齢50才を超える
ミシンと共に、彼女・・千鳥ふみ子さん・・は今日もミシンを踏み続けるんだ。

お仕事中の中山社長にいろいろお話を伺う機会を得た。
以前にお話を伺ったときは本当にご商売・・ミシンそのもの・・を愛していらっしゃる
のを感じた。簡単でラク、楽しい、気軽な、のような形容詞が並ぶ現在の量販タイプのミシンも忙しい現代人には合っているかもしれない。
しかし、機械には機械のもともとの目的をそれぞれ持ってこの世に生まれて来ているのだそうだ。
末永く、曾祖母から祖母、祖母から母へ、母から子へ、子から孫へ。
現在量販されているものは、4世代、あるいは5世代を跨ぐ受け継がれ方は、無理なのだそうだ。

故障、イコール、交換。
修理をするより、買った方が、安い。
それはいつも最新型の新品の方が、ベンリに違いない。

クルマなんかそうなんだろね、いつまでも古いクルマにのって、やれ、あそこが壊れた、
ここが動かなくなった、なんて、しょっちゅうある。
新しい方が、なにかといいよね。

仕事を愛し、商品を愛し、街を愛し。

ステキなおじさま、と云ったカンジのする中山さん。

見習うべき方だと思った。


2008-04-20 18:00 鉢直人


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