くま社長閑話 Vol.308 「今年も・・・・・・。」
1月もあっチュー間に過ぎそーで怖いなぁ。
7日から始まった、大通5丁目雪像制作も今や、佳境に入り
今日はもう、24日(日)になろうとしている夜。
月曜日はお給料日。月末はいろいろと忙しい。
2月に入れば雪像完成を待って、今度は会場出店社さまとのブース設営。
そうして第61回を迎える、さっぽろ雪まつりは曜日に関係なく、毎年、
2月5日から11日の7日間、開催される訳で、待ったなし、あっチュー間に、
バレンタインデー近くまで急加速な期間なのだ。
それも、ボクの場合、札幌大学外国語学部英語学科、学籍番号852030Fな訳で、
今でも札大の学籍番号のアタマ2桁は入学年(西暦の下2桁)なのであって、
大学一年の冬、即ち86年の今頃、大通西10丁目STV広場の雪搬入トラックの
誘導バイトをして、にんじん棒(警備用の道具・電池式でスィッチが付いており、
グリップの黒い部分以外は赤く、点灯あるいは点滅する。業界では、そう呼ぶ。)
を一生懸命、フリフリしながら、大雪像制作にささやかに貢献したものだ。
したがって、殆ど例外なく、1986年2月から2010年2月までの、ん?何年間?
あぁ、なんと25回目の雪まつり、と云うことになるのかぁ、に何らかの形で
関わらせていただいているのだなぁ。我ながらスゴイ!
が、しかし。
しっかり息を抜くタイミングも覚えてしまったのか、いや成長した、と云っても
過言であるなぁ。急に14日辺りに小学校5年生からの友人、独身、Tくんから
メールが入り、「Kくんが久しぶりにサッポロに帰るから久しぶりにやろう。」
と云うことに相成った。
17日(日)19:00から、旧地元、西区琴似の「つぼ八」にて一次会を決行した。
大いに懐かしい仲間が久しぶりに集まったのだが、次第に話題は欠席者の事ばかり。
じゃあ、しかたない、そいつ(これまたKくん、と云う。)んちまで押しかけよう、
と云うことになった。
厳密に言えば、この日参加のこれまた別の小学校3年からの友人、Tくんのアパートの
隣の部屋に住んでいるので、Tくんのお部屋で二次会をやろう、そうすれば、
にぎやかな雰囲気に、たまらず参加することになるだろう、と云う事で皆、合点した
のである。このKくんはこのアパートの大屋さんなのである。
そうして買出しにコンビニによって、大量の酒とつまみにまみれて、それはそれは
楽しい楽しい、同窓会になったのである。
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時間とは、素晴らしいものである。
どんな難関をも、突破してくれるだけの謂わば、「ナゾのチカラ」を秘めているのだ。
すっかり、昔のワダカマリや失敗なぞ、忘れ去せる、強靭なパワーを持っているのだ。
また時間とは、本当に大切なものである。
ちょっとちょっと、と、時間を使い間違うと、出会えるものにも出会えなくなるのだ。
それが、電車や飛行機の出発時刻であろうが、カップラーメンにお湯を注いでから
蓋をとる時間であろうが。
素晴らしい出会いのために、人生は、ある。
自信を持って云えるが、やっと自分が今までかかって、感じている、あるいは見つけ出した、完全な正解である。
出会いも、別れも含めて、そのために人生は、あるのだ。
人生は、そんなもんである。
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「人生即離別」と云うコトバを先輩が「サヨナラダケガジンセイダ。」と訳した、
と、太宰は自身の小説の導入部分に記述している。
ステキな感性である。
未完の「グッドバイ」はそれからの太宰の作品が大いに展望していく予感を
匂わせながら、一方で、筆者は、玉川上水へと滑り込んでいく。
太宰の小説が時代を超えて多くの若者に愛され続けているという事実の甚だしい
根拠の一つと思えるものは、読者に対する、二人称的問いかけを随所に散りばめ、
青春を駆け抜ける、恍惚と不安、この刹那を小説の冒頭から、俄然、物凄い加速度
で、読者に瞬時に共有せしめる所にある。強烈でさえ、ある。
ボクの中では、太宰もジョンも同じである。
青春の刹那を駆け抜ける、出会いと別れの為の、壮絶な人生を送ったヒトである。
ボクは不意に、まもなく43になる自分に、彼らを、おこがましくも、彼らの人生を
重ねてみることがある。思うことは勝手である。
モリソンやジャニス、シドとはちょっと違うんだわ。
でも、芥川的かも知らん。
これからの人生、大いに出会い、そして別れるを、良しとしよう。
それが、人生なのだから。
さらば、今日の楽しき時間よ。
本当の、人生の最期の時まで。
2010-01-23 23:58
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