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くま社長閑話 Vol.272 「満願」

上野精養軒、ハヤシライス

諸々あり上京の頻度が増えてきたのをいい事に、
かねてより一度は行かねば、と云う場所に、そぞろ。
過日はハヤシライス。
嗚呼、ホントに一度は食べてみたかったんです。
嗚呼、ホントにおいしかった。
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さて前回の閑話をご拝読賜った方から、昨日、お便りをいただきました。
いつも本当にお世話になっている先輩で札幌の老舗情報誌社M田さん。
雑学の大家であり、日ごろの取材活動や営業活動で培った情報を
小耳に入れてくれる、大切な方であり、趣味である、お神輿担ぎの
大先輩でもあるのです。

氏らしい優しさにあふれるご指摘がとてもステキだったので、
頂いたお便りを転載したい旨、許可を願ったのですが、快くお許し
いただけましたので、ここに掲載させていただきます。
また、お便りを頂いた直後に、「ボクの言い訳」をご返信のために
M田さんに作文しておりましたところ、駄文ながら、ハチらしい文章に
なりましたので、それも後段に添えさせていただき、今回の閑話といたします。

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印刷屋を待っている間、久しぶりに、くま社長日記を拝読しました。

お節介ですが、煮干しのだしの取り方について、蘊蓄たれさせてください。
頭とはらわた取らないで、前の晩、煮干しそのまま水に沈めておいて
翌朝、静かに取り出す。火にかけない。
既に知ってたら、ごめんなさい。

世間じゃ煮干しの頭とはらわた取らなきゃ、雑味が混じるというのが常識ですが、
静かに扱って、火を通さなければ、大丈夫なんす。
手間が面倒だからではなく、良いお出汁が出るからという訳。
産直天然低塩ものとくれば、なおさら。
鯛も煮干しも、魚の頭から良い出汁が出るのは道理ということを
漫画「おせん」で学んだんですが、
灯台もと暗し、おふくろの味噌汁の出汁が、この方式でした。

あつ、頭は猫のエサにするのか・・・・

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ありがとうございます。実はボクは具、つまり煮干しは出汁取りのみならず、おみおつけのグザイ、味噌汁の実、とどのつまりは、ご飯のおかず、として前夜からうるけてフニャフニャになった煮干しが味噌汁の中で相応に煮しまって、魚の味すら失くなった煮干しをこの上なく寵愛しておるのです。もとより尾頭付きのままでも、況や袋から取り出したばかりの乾燥したままの煮干しでも、頭からバリバリやりながら、お酒をちびりちびりヤルのがたまらない位に煮干しが大好きなのですが、折角のご飯のおかず、頭とハラワタの苦味をわざわざ食して仕舞いたくない、と云う、亜流にして我流、しかしたどり着いた、秘めやかな、秘技でもあるのです。実際、7〜8匹などと、常識的な範疇で記述した前回の閑話は全くのウソであります。前夜、家族のものが翌朝の朝食の段取りとして、炊きたての白飯など有るのを電子炊飯器の予約時間表示を垣間見、予め知り得た際なれば、故意に煮干しは、裕に20匹近く投じる事もある程、煮干し愛好者なのであります。深夜台所にて、一人こっそり背割り作業をしている時に、息を殺して覗き見ている猫と、ばったり目など合うと、音も無く足元に接近、鎮座する猫そのものの野性見たような、ギョッとする驚きと並列して、一般的な成猫の四日分かそれ以上の、増して当家に居候早17年描齢を我等人間に換算しようものなら九十に近い我が家の老描にゃおーんさんの細くなった食に仮に置き換えるならば、十日分はあるはずの煮干しを、いくら世帯主家長とは云え、ある朝ご飯のたった一食の為に、独り占め消費されては、一大事と云わんばかりなその猫の眼差しに、ゾッとする驚きを感じたことは一度や二度ではありません。家族はそんなグダグダの味噌汁はどうにも好きではないようです。ちなみに当家の猫は煮干しを与えると、しっかりと、頭だけを残します。うちでは猫も跨ぐものを、家長が喜んでたべているのです。とほほ。
ハチ〓携帯

2009-04-11 00:44 鉢直人


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