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99 cs3 くま社長手記 Vol.72 「久しぶりの長文(10周年に寄せて)」

またまた10周年ネタ。もう少し余韻に浸らせてください!

先日の10周年にご列席いただいたお客様のお一人から、大変嬉しいメールをいただきました。要約しますと、良かったね、と云う内容でとても嬉しかったのでございます。

で、その RE にくま社長の今の心情を含めた、今後10年の意気込みを書かせていただき、返信しました。超長文になって、甚だご迷惑なことだったでしょう。

※しかも、社員に BCC しちゃいましたし。

で、我ながら韻を踏んだ名文でしたので、ここに UP してしまおうと。ながいっすよ、これ。

では。


この度は、弊社小宴にご列席賜りまして誠にありがとうございます。
何もお構いできずに、大変失礼いたしました。
札幌パークホテルも大変思い出深く、心意気でご満足いただける
おもてなしを演出してくれ、いまは静かに感謝しております。

お得意さま、お取引先さま、関係者のみなさんに支えられて
ここまできました。

おかげさまで、ナントカ。 これからも、ナニトゾ。

会場の一文字看板のキャッチです。
これが、今の心境そのもの。

手前味噌で甚だ僭越ではございますが、ご列席のお客様には
それこそギリギリ「ナントカ」お楽しみいただけたのかな、
と思っています。

左肩から首筋にかけての鈍い痛みが引く頃には、
既にリスタートした、新生STEPSのそよ風が、収穫の秋にそよぐ
風と共に、すこしづつお世話になった皆様の襟足に注ぎ始める
ことでしょう。

この1年間、次の10年を見据えて様々なイノベーションに取り組み
失ったモノもありましたが、スクラップ アンド ビルド 
を躊躇せずに進めました。

結果、若々しい可能性に今、とても期待をしながら毎日をワクワクしながら過ごしております。
不手際や粗相も免れぬ、戦力ダウン状況ではありますが、却って、
真っ白なキャンバスに、全社を上げてどんなステキな描写をすることが出来るのか、それが、今一番の楽しみなのです。

ささやかなブランディングを進め、いよいよ我が社の商品を吟味し、価値観を共有していただけるセールスツールの開発に着手しました。
この独創的な(に、なる予定の)ツールには、メニューも単価も含め、どのようなクライアントさまにも、ご納得いただける、多角的且つ豊富な選択肢を持つものとし、社会通念上の一定の価値観にどれだけ付加価値をご理解いただけるのか、フレッシュな人材にとっては登竜門ともいえますが、全方位でウラもオモテもない、透明感のある新生 STEPS をこれから10年かけて構築していく所存です。

やはり僭越ですが、これらを遂行するに最大重要テーマであり、
普遍の本質である、人材育成、そのための教育がすべてだと考えている次第です。

営業力が乏しくとも、その「ニンゲン」が魅力ある人物ならば、この世の中にはきっと、心ある理解者がまだまだ多くいらっしゃると硬く信じているからです。

そのための最重要戦略は、「表現力」だと認識しております。

ヒトの表現力は、その個に置いては恋愛のパッションを見れば一目瞭然で、世界中のどんな境遇においても、生命の根源となる内なる POWER を持って生まれているんだ、と云う確信です。

だいすきなヒトにだいすきだと伝える。

これ以上の表現はないわけで、これが出来ないのはセンスの問題。

仕事を好きになれ、っと云う意味ではありません。
そのかわり、何でも好きになれ、って云う意味です。

大好きなヒトに愛を伝えるときの情熱。
それさえ出来るのなら、その「ニンゲン」はオッケーなんです。

ヒトの表現力は、その群に置いては家族のコミュニケーションを見れば一目両全で、世界中のどんな境遇においても、生きるチカラとなる外向きのPOWERを持って生まれているんだ、と云う確信です。

お世話になったヒトにありがとうと伝える。

これ以上の表現はないわけで、これが出来ないのはセンスの問題。

なんでもかんでも承ってこい、っと云う意味ではありません。
そのかわり、何でも向き合え、って云う意味です。

お世話になったヒトに感謝を伝えるときの誠意。
それさえ出来るのなら、その「ニンゲン」はオッケーなんです。

センスの問題。
この10年間、人材に恵まれ、概ね問題視されずに「のほほん」とやり過ごして参りました。

教育は、殆んどがセンテンスの積み重ね。
センスは、しかし、持って生まれたもので、育ってきた環境や、
食べたもの、触ってみたもの、見てきた風景、感動した出来事で培われるもので、社会人になってから身に付くものではありません。

人材採用時に最重要なポイントは、センスがあるかどうか、に尽きると確信しております。
登用後に、その一点に不具合があれば、大変残念ながら、去ってもらうしかないのです。

ただ、センスは磨くもの。実は努力次第では目を見張るほどの向上が認められるケースもあるのです。

そのチャンスを創造することが、企業のツトメ、なのだと肝に銘じてこの10年を進んで参りたいと存じます。

今後共弊社格別なるご高配賜りますよう、また、ご指導ご鞭撻の程、何卒よろしくお願いいたします。

重ねて、この度はご多忙の中、小社小宴にご列席賜りまして、本当にありがとうございました。

愛してます。(ウフっ)

皆様にもよろしくお伝えください。

ナニトゾ。

以上、ここまで。

最後までご拝読賜りまして、ありがとうございました。(こらっ!えーかげんにせーっ!・・・・。すみません)

2006-08-10 15:23 鉢直人


Comments

なんかオメ―もイロイロあったようだな。
俺とは仕事が違いすぎるのでよく分からんが
まあ、話の種は多い方が楽しいってこった。
質は問わねェー。

なぁ、人生で一番大事な事ってナンだか
知ってるか?

続きは次回に…

2006-08-10 21:29 | たけし


人生最期の、その刹那にどう想えるか
その為に行き続けている。

20年前、何かの宗教らしきものに勧誘されそうになり、そう断って帰って来た。

物や金じゃなく、最期まで分からない
人生のそんなところが面白い。

2006-08-18 21:45 | たけし


この頃貴兄のコメントに深みと凄みをカンジておる
次第ですが、そうか、20年も前にそう、思っておった
のか。

そーいや貴兄、高校の頃すでに同年代とは思えぬ大人じゃったなぁ。
なんだかニンゲン、あんまり変わんないものなんかの。

ジョンが云っておった。(突然思い出した)
生まれてから5歳までが子供の教育の最重要時期で
あると。
64年頃にはシンシアさんと内々に結婚して、
ツアーのインタビューでその話題に振られると、
ポールが必死にかばってたシーンを思い出した。
その奥さんとの子供がジュリアンくん。
とは云っても、僕らよりちょっと年上。
「バロッテ」は名曲だったし、とってもステキな
楽曲だった。いまでも大好きでソラで唄えるよ。
※驚くほどお父ちゃんにそっくりだった。
(事が、ちょっとした贅沢な不幸だった)
で、そのジュリアンの5歳までには殆んど忙しすぎて、かまってあげられなかったジョン。
あんまりなもんだから、ポールが「くよくよするんじゃないよ」って唄ったのが
名曲「ヘイ・ジュード」。67年頃(68年だったかな)の唄。
で、ヨーコと出会うんだけど、75年にショーンくんが生まれる。
あっさりと、「主夫」宣言で音楽業界から5年間、
身を引いた。
復帰となる80年秋、その年の夏に愛息ショーンくんと一緒に遊びに行ったときに出来た楽曲などを
まとめて発表した「スターティング・オーバー」。

ダコタでリボルバーのナカミがなくなるって程、
打ち込まれて、そして居なくなった。
享年40歳。

何も知らずにお家に帰ってきた中学1年の12月。
お袋(の、お陰でBEATLESを知ったんです)が、
「ナオト、ジョンが死んだよ。」
「はぁ?ウソでしょ。」
その後、夕方のテレビのニュースでそれが本当
なんだと知った。
わけもわからず、玉光堂琴似店に走った。

普通に5年ぶりの新譜が並んでいた。
篠山さんのモノクロのジャケット。
二人がキスしてるやつ。

でも、なんだかよくわからなくて、
ジョンが雲の中で上を向いて寝てる顔のアップ
のジャケット「イマジン」を買ったんだ。
ウチに帰ってきて冷静に袋の中身見たら、そうだった。

そのときは既にバンドは解散してたし、
4人は当然、ソロ活動してたんだけど、バンドテイクしか興味がなくて、実際、楽曲は勿論しっていたけど、ソロものは買ってなかった。

Imagine there's no heaven.
It's easy if you try.
No hell below us.
Above us only sky.
Imagine all the people living for today.

You may say I'm a dreamer.
But I'm not the only one.
I hope some day you'll join us
and the world will be as one.
※思い出し英語に付き(資料手元になし)、単語等
間違いあるかも。(室蘭にて)

これだもの。

ボクの中での唯一の宗教観かも。
それだけ、インパクトがあった。

いま、目の前に居たヒトを失う悲しみ。
経験がないボクには、ひとしおだった。

そんなボクはじゃあ、我が愛息くんに
5歳まで何をしてあげることができた?

ボクはボクの忌まわの際においても、
得てしてその点は不合格なのさ。

ボクも来年の3月1日で40歳になります。

Thank you, John.

2006-08-18 23:28 | hachi


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