有限会社ステップス

今年4月1日からノルディーア北海道の球団代表を仰せつかった。
右も左もわからず、ひたすら三浦監督とコーチ、スタッフ、そして選手と
向き合った。
ご支援賜わるスポンサーさまに、サポーター会員の皆さまに、北海道内外のサッカー関係者の皆さまに、また普段の場面でもチームの宣伝を兼ねてもう何度もお会いしている皆さまにも、受け取っていただきチームを知っていただいた。

１０年で北海道民５５０万人の１％の方々に愛されるチームを目指そう。
１０年後、なでしこリーグを優勝しよう。なでしこJAPANに選手を輩出しよう。

そうして新生ノルディーア北海道はスタートした。

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２月、３月の道東、道北１％キャンペーンキャラバンに引き続き、５月GW函館合宿
そして北海道女子サッカーリーグ開幕戦前のZepp Sapporo、１３０名のサポーターの
皆さまに囲まれてのキックオフパーティー。
期待を背負ってのシュート１３本で１点も取れなかった開幕戦。
強豪北海道大谷室蘭高校女子サッカー部との第２節、入江での惨敗。
急遽戦力補強で誕生した日本で１７番目、地域リーグ初のプロ選手１０FW神成の加入。
落ち込んだ状況から選手自らに向き合って勝利をもぎ取った第３節、北海道文教大学
明清高校女子サッカー部との戦い。
交流戦を挟みながらの登別でのゆうゆう杯の優勝、そして全日本女子ユース選手権
北海道予選の優勝。
ノルディーアの故郷、浜厚真での室蘭との２戦目、そして価値のある勝利を得た第４節。
チームの課題がはっきりとした、第５節明清との０－１の敗退。
チャレンジ昇格への意志を明確にして臨んだ第６節、勝利。
しかし、そのチャレンジ昇格の為の参入戦への確実な切符となるはずの全日本予選での
準決勝のあまりにも無残で情けない惨敗。急遽SSAPの部屋をお借りしての選手ミーティング。

そして静岡県時之栖で開催された２０１２チャレンジリーグ入替戦予備大会。
昇格の瞬間を全員で味わおう、と臨んだ第１回戦、勝たなければいけない試合を
２－１で落としたセレッソ大阪レディースとの試合。
もう負けられない第２試合、熊本との戦い、互角の死闘を制した、神成のPKでの１点を
堅守してチームとしては最低限の入替戦の権利を得たギリギリの勝利。
トーナメント表で覚悟していた、大会屈指の強豪、ノジマステラ神奈川との予想通りの
厳しい戦い、前夜遅くまで監督、コーチと話し合って決めた、５-４-１システムでの超ディフェンシブが奏功し前半を０-０で折り返したが、相手が裏を必死でつく攻撃に先取点を奪われ、
終わってみれば、０－４の完敗となりチャレンジリーグ１２位との入替戦が確定となった第３試合。

11/5（月）選手、コーチ、スタッフを先に帰札させ監督と二人出向いた東京御茶ノ水JFAハウス
での入替戦代表者会議。
チャレンジリーグ１２位、新潟JAPANサッカーカレッジレディースとのホームアンドアウェーの
入替戦が決定。
６日（火）室蘭地区サッカー協会さまに全面的にお世話になった入替戦ホームでの絶対に
勝たなくてはならない試合を０－３での惨敗。
そして、１８日（日）強風の新潟でのアウェー入替戦、４点差での勝利を必須となった試合、
チームが一つになって頑張った試合も、０－１での敗退。

そして、来期昇格が消滅した。

ノルディーア北海道公式HPでの三浦監督のコメントの通り、わざわざ新潟まで駆けつけてくれた
スポンサー、サポーターの声援が最後まであきらめない選手の戦いの後押しをしてくれた。
しかし結果を出すことはできなかった。

今シーズンを振り返って、あえて、くま社長閑話に書いた。
これは今年の記録でもあるし、自分の立場を考えるための場所にしたいためだ。

いろいろなものを犠牲にして１シーズンが静かに終了しようとしている。
しかし、間違いなく、いろいろなものを得た１シーズンだったとおもっている。

やる、と決めて、やった。
そして本当にやった者にしかわからないものを得たとおもっている。
誰でもできることじゃないと、じんわり感じている。

旅は始まったばかり。

ボクはこれからでもまだ成長できるのだな、と。

仲間を信じて、仲間と決めた目標、そして成果に向かって一丸となって戦うと云う事。

ビジネスおいてにも、そしてこれからのボク人生にも、大切な１ページとなった、今年。

来年の進歩を目指して、再び頑張ることが出来そうだ。