Vol.348 御礼に代えて
この度は父の葬儀に際してご多用の中ご参列賜わりました多くの皆さまに心より厚く御礼申し上げますと共に、過分なるご香料、ご供花、ご供物を賜わり、故人に成り代わりまして厚く御礼申し上げます。小生のお仕事を通じての友人知人にも多く、生前の父を存じ上げていただき、ご厚情を賜わっておりました皆さまにも、残された者として深く、深く御礼を申し上げさせていただきたく、この場をお借りして御礼申し上げます。本当にありがとうございました。特に、毎年9月中旬に開催され、今年も札幌ゴルフ倶楽部輪厚コースにて開催されました、ANA OPENにおきましては、亡父がSKグループ北広島交通に勤務していた関係もあり、クラブハウスでのタクシーの配車担当を永くさせていただいておりましたご縁で、札幌テレビ放送の皆さま、オフィスサッポロ高橋さま、ステージアンサンブル渥美さま、スーパーサブ江良さまに置かれましては、一年に一度、素晴らしい北海道の秋晴れの下、北海道随一の名門コースで毎年お会いさせていただき楽しい会話をさせていただいていたことが、退職後の楽しみの一つであったことは想像に容易く、今年も輪厚で一日だけだったと思いますが、父が前出の方々にお会いすることができ、楽しい会話をさせていただいたと伺っておりましたので、大変良い想い出になったのではないかと感慨深い想いをいたしております。葬儀にご参列もいただき父も喜んでいることと思います。他にも多くの皆さまに生前の父がお世話になりましたことをこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。この度は本当に有難うございました。
今回は誠に勝手ながら、このくま社長閑話にて、Facebook上にございます、足掛け8年と少し、私が入会させていただいております、札幌エルムライオンズクラブのグループページに本日僭越ながら寄稿させていただきました文章がございます。本来はグループ登録をしておかなければ閲覧も出来ない場所にございますが、私が昨日までの葬儀を皆さまのおかげさまで無事終えることが出来、今朝、やっと改めて自分に向き合った時間を確保できましたなかで今の自分の気持ちを御礼と共に記述できたものですから、長文ではございますが、ここに抜粋の上、勝手ながら掲載させて戴きたく存じます。
多少、クラブの会員の皆さまではない方にはご理解のしづらい箇所もございますが、文脈上、必要不可欠な部分はそのままにさせていただきます。
なお、ライオンズクラブは世界最大の奉仕団体で、草創期の国際大会において、かのヘレン・ケラー女史が実際に登壇し、特に目のご不自由な方々の、どれだけ困窮を極めているかを呼びかけ、それを受け現在に至るまで、「 Sight First 」 スローガンの下、視力保護に世界中で様々な奉仕活動をしている団体です。
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この度の父の葬儀に際し、ご多用の中ご参列賜りました皆様にこの場をお借り致しまして厚く御礼申し上げますと共に、過分なるご香料、ご供花、ご供物を賜り、故人に成り代わりまして重ねて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
入会以来、父もクリスマス家族会に何度も出席させて頂きました。そのようなご縁を賜り、最期のご縁で父の葬儀に会のバナーを添えさせていただく事が出来ました事、感謝と御礼申し上げます。生前には故人自らは想像すらなかった、ライオンズクラブとのご縁、愚息ながらきっと誇らしげに想い喜んでくれたかと思うところでございます。ありがとうございました。
戦中戦後のどさくさから、自身を律し、親、兄弟、親戚、そして家族、仲間の為に、殆ど全ての人生を賭した人でした。労苦の塊の様な人でした。
ついぞ、追いつき、追い越す事の叶わぬまま、逝ってしまいました。もっと一緒に遊べば良かった。私が子どもの頃に父がしてくれたように。何よりも優先し守り続けてくれた、親子の絆を、何より大切なそれすらをボクはちゃんと出来なかったの。情けない。仕事や対面ばかりに費やしたボクの成人からの二十年余りの全てを後悔はしておりませんが、この場をお借りして御礼を申し上げるだけのつもりが、エルムの皆さんのお顔を想い浮かべながら、父への想いを記述しているうちに、気が抜けなかったこの数日間で人前ではこらえていた涙が初めていま、止まらなくなりました。
父が亡くなった67歳になるまで、後23年。ボクはいったいこれからなにが出来るのだろうか。父がしてきた数えきれない善行と博愛、労苦を厭わず対価を求めず、飾らず、偽らず、傲らず、侮らない謙虚、自らを差し置いて、他人の嘆き、哀しみ、不幸せを共にし、率先して道を諭し、その為に先ず行動し、少しでもお役に立つことが出来ればそれをささやかに喜び、ささやかな幸福を感じ、そのご縁に感謝する、と云うサイクルを人生の最も大切な意味、即ち人が生き、続ける理由であると、願い、教え、そしてその通りに、まっすぐ、愚直に、ただ、ひたすら愚直に、正直に、生きてきた人、でした。
そんなこと。
いろんなハードルを越えてきたり、越えてこれなかったり、逃げちゃったり、横道にそれちゃったり、戻っちゃったり。引っかかって転んで擦りむいたり、大怪我をしちゃったり。
本質的な、余りに本質的な、然も絶対的に超えねばならぬ、孤高のハードルを目前にして、忌中引き料理の残り物をついばみながら、母の心労を気遣う昨夜までの自分と、今朝から実家のテラスで、一先ずの御礼をとiPhoneを片手にブラックコーヒーを飲みながら、わかる範囲でメールを打っている自分。そうしてこのようなパブリックな場所で、長々と、僭越を押してこの長くて短かった数日間を振り返り、張り詰めていた想いを解き放つ事が出来た時、止め処なく一気に流れ始めた涙と共に、いったい誰に向かって何を書いているのか。
皆さんとお会い出来、このような場所を与えて頂き、皆さまとのご縁を通じた中で、わたくしの過去、現在、未来の行動を自分自身に問い掛け、確認し、ささやかな、しかしながら強靭な意思決定をした瞬間を共有させていただくことで、皆さまを、そして自分自身を、これ以上、落胆せしめ、裏切ることのない様、弱い、あまりにも弱すぎるわたくし自身への「新しい契約」の公示を、誠に勝手ながら、させていただいている様な心持ちが致しています。
クラブの一員として今後も精進して参ります。その為には矢張り、その支え、基盤となる地域社会での経済活動、つまり、社業に邁進しいつまでも、この素晴らしい仲間の絆を大切に持続できるよう、頑張り続ける事が、わたくしに課せられた楽しく元気の出る、素晴らしいハードルなのだな、と、想いを新たにする事が、この記述をさせていただいている、短い時間の中で感じる事が出来ました。
先程まで頬をつたっていた膨大な涙が何時の間にか乾いている事にいま、気付きながら、わたくしの代わりに、今日はお天気が亡き父の為に、涙を流してくれているのだなぁ、と、ふと、空を見上げて思いました。
もう、涙はいらない。とてもいい機会を、矢張り、この札幌エルムライオンズクラブが、会員の皆さまが、与えていただいたんだなぁー、と。
家賃とバーター(笑)、とはいつも冗談で云ってますが、この素晴らしき会に入会させていただく機会を(半ば強制的に、無理っしゃり。(^^))与えていただいた大家さんであり、スポンサーライオンのL戸澤さまありがとうございました。また、先輩の皆さま、随分経ってからで、甚だバツも悪く、申し訳なく思いますが、改めまして、心より感謝と御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
いま、家族のこと、また自分が「何をさて置きめっちゃ」ガンバんなきゃならない社業における会社のお得意先さまやお取引先さまとの交友親睦とは別に、とっても素晴らしい交友親睦の場であり、社会奉仕の場がボクにも存在する事が、こんなにも有難くそして有意義で苦難の支えになってくれている事に気付き、感謝の念に耐えません。
心より感謝と御礼を申し上げます。
本当にありがとうございます。
実家のテラスで書き始めて、一時間半が過ぎました。この間、一気には書き綴ることはできませんでした。9時半過ぎに書き始めて、間もなく11時になろうとしています。テラスに暖かな日差しが飛び込んできました。不思議だな、明るく温かく優しいお日様が、突然、ボクとブラックコーヒーの入ったカップと、そしてiPhoneを包み込みました。オモシロイ。(^^)
「人生は素晴らしい」、とボクに言い切っていただけますか?
先輩、そして、いまは亡き父上殿。
「そりゃー云う相手によるさぁー。」
わかりました。
そう言い切っていただけるだけの、「相手」になってみせます。頑張ります。
ボクを心のそこから叱ってくれるヒトが、いよいよ、居なくなってしまいました。
これからもどうぞ御指導御鞭撻賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
よろしくお願いしますね、皆さま。
長々とすみませんでした。
本当にありがとうございます。
合掌
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長々と本当に申し訳ありません。
しかし、今日のこの日のこの想いを、ボク自身も、どこかに書き留めて置かなければ、
インターネットを通じた多くの皆さまの前で、「新しい契約」を自分自身と交わさなくては、
そう思ったものですから。
末尾に重ね重ねこの度の葬儀に際しまして本当に過分なご厚情を賜わり感謝と御礼を
申し上げます。この度は本当にありがとうございました。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いします。
有難うございました。
2011-10-10 18:21
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