有限会社ステップス

第59回さっぽろ雪まつりは今年2月5日(火)から11日(月祝）までの7日間、大通、すすきの、さとらんどの三会場で行われた。会期中の天候、気温にも恵まれ昨年を5万8千人も上回る2百15万9千人が来場したそうです。(ほっかいどう観光百景3月号より)
また、北海道経済部観光のくにづくり推進局がまとめた北海道観光入込客数調査によると、平成19年度上期(4月〜9月）の観光入込客の実人数は前年同期より1万人減の3千2百48万人だったそうです。（同上）

札幌商工会議所推奨店協会が作成している商工会議所が推奨するお店が掲載されている観光ガイドブックＢｉｍｉ(ビミ)、と云う冊子を手に取ると、全て日本語と英語のダブル表記になっており、これだけを取っても観光の国際化が計り知れるというもの。

巻末近くにイベント情報なる、本年度2008年に開催される札幌のイベントが見開き2ページに記載されており、さっぽろ雪まつりに始まり、さっぽろライラックまつり(5月下旬)、ＰＭＦ(パシフィック・ミュージック・フェスティバル、7月上旬〜8月上旬）、ＹＯＳＡＫＯＩソーラン祭り(6月上旬)、さっぽろ夏まつり(7月下旬〜8月下旬)、さっぽろ秋まつり(9月〜10月)、さっぽろホワイトイルミネーション(11月中旬〜翌2月中旬)（※何れも記載転載）と、ほぼ一年中、北海道、札幌の中心部の大通公園は観光資源の供給と開拓を担い、フル稼働の予定となっています。

当社は当社所在地のある大通地区に大変ご縁がありまして、お陰さまで、この大通地区のイベントには本当にお手伝いをさせていただけている訳であります。様々な方々にご支援ご協力をいただきながら日々業務に邁進しております。

無事終了したさっぽろ雪まつりに引き続き、さっぽろライラックまつり、ＹＯＳＡＫＯＩソーラン祭りと、準備に余念のないよう、気を引き締めて頑張っていきたいと思ってます。

最近ボクの身の回りの様々な方々、あるい様々なメディアから垣間見る情報によると、北海道が息を吹き返すような流れを窺い知る想いがしています。その一番の根拠が、北海道洞爺湖サミットの開催だと思います。このサミットが大きな役割を担っている事をじわりじわりと感じる今日この頃、北海道って、どんなヴィジョンが持てる土地、なんだろな、と最近、よく考えます。

北海道中小企業同友会の冊子に記述されておりましたが、北海道の面積はオーストリアと同じくらいなんだそうです。人口はフィンランドより多く、食料自給率は全国を圧倒的に引き離し、２００％との事だそうです。緑と水と空気の大地、自然の厳しい環境による寒暖の差が、作物を美味しく育てるんですね、北海道は。ヒトのココロもユタカになる、厳しさと実りの充実感。やはりここ最近、41歳を過ぎてとても実感するのです。北海道に生まれ育って、本当に良かったなぁ、と。

地球規模で考えると、ここ北海道、札幌は北半球のうちでも、特に素晴らしい都市だと、本当に感じます。また、同様のご意見も日頃からお付き合いのある様々な市外、道外、或いは国外の方々から、いつもお話を伺います。都市インフラの整備状況、都市の人口と経済、あるいは商圏としての期待度、情報の多様化、それに対応する環境の変化と実践、まちづくりや地域の文化活動の場、あるいは共存、海も山もすぐ近くにあり、河川に恵まれ、温泉もあり、商業地域は充実し、公共交通機関の発展も著しく、最新の情報やファッション、家電、自動車、雑貨、また食料事情は豊富な海産資源が身近にあり流通コストが極端に価格に反映されずに提供される好環境、農業や酪農、林業などの第一次産業にも手厚く恵まれた200万都市、札幌。地球上にこんなに恵まれた大都市は、まずありません。

冬のスポーツイベントがきっかけに親しくなったヨーロッパの友人たちは皆、ここ北海道、また札幌の素晴らしさを、来道来札の度に語っていきます。

ボクは最近やっと、この素晴らしき恵まれた環境について、考えを持つようになってきました。恵まれている、と云う事に麻痺している自分に、漸く気が付いたカンジです。

多分、紆余曲折を繰り返しながらあと10年、20年、あるいはもっと、ここ北海道札幌で商売、と云うコミュニケーションを通じて、この事について考え続けていくのだろうな、と云う漠然とした感覚。これはやはり、身を挺して覚悟を決めて、腹を括って、取り組むべき、ライフワークなのかもしれない、と考え始めたところです。

いやはや、吉田拓郎の名曲「今はまだ人生を語らず」が頭の中に鳴り響いてきまたぞ！
曰く、♪朝日が昇るから起きるんじゃなく、目覚めた時に旅を始める。♪
あれあれ、ハナシがなんだかぁ・・・・。

まあ、何が出来るかさっぱり皆目見当も付きませんが、何かを始める準備がまもなく、整うような予感がじわりじわりとしています。

はち

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