くま社長日記 Vol.199 「見聞」
昨日も今日も、とてもステキな一日だった。
本当にステキな、とてもステキな一日だった。
ずうっと昔の時分に回想することができる、ステキな出会いがあった。
ずうっと昔の自分に妄想することができる、ステキな語らいがあった。
だから今日は、十代の頃のボクになる。
嫉妬。
華やかに見える世界の片隅で、一体どれだけの痛みや苦しみが、埋没しているのだろう?
ジョンが凶弾に倒れたニュースは、あの日、世界中に流れた。
あれから27年と少し。ボクは中学1年だった。
授業が終わるや否や、雪の降る日をアディオス(笑)のウインドブレーカーを着て、三馬の長靴履いて、学生服のまま、
駅裏8号倉庫にフェアリーや一文字、スマロコやタッチアップなんかを見に行ってたりしてた、あの頃。
僕らはいったい、何をしてきたと云うのだろう。
僕らはいったい、何を変える事ができたのだろう。
今日もまた、世界の片隅で不用意で不気味な凶弾に倒れる、何の罪も無いヒトたちが居る。
成功と名声。
人間はいったい、何時になったら、本当の幸せを、つまり、共有の幸福感に包まれることが
出来るのだろう。
幸せの定義。
え?なんだって?
シアワセハ、クラベルモノジャナイノサ。
ロックンロールが好きだ。
経済の凶弾を乱射しまくる、ほんの一握りの●●モノ達よ。
ボクは本気で嫉妬する。
それだけ、ボクは小さく、非力なのだ。
それはたぶん、キミもね。
それはたぶん、ヤツもね。
それはたぶん、自分自身の中に居る、また別の、自分なのかもしれない。
それはたぶん、自分自身の中に居る、また別の、自分なのかもしれない。
ボクはいったい、どこに向かっているんだろう?
ボクはいったい、何をしようとしているんだろう?
成功と名声。
名も無き可能性の塊の若者たちよ。
齢41にもなる人間が一人、未だにモガキ苦しみながら、しかし、ここに居るよ。
残念ながら、そして申し訳ないが、何も出来ちゃいないんだ。
ゴメンね。
でもね、自分で云うのも寂しいけれど、けっこうガンバっているんだ。
ビジネスモデル、だと?
経営戦略、だと?
ロックンロールが大好きなんだ。
正気で本気でそんなこと、云ってるの?
ああ、そうさ。
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40歳のボク。
いろんな事を考える。
いつもいろんな事を考える。
見たり聞いたりして。
狸小路の名物がまたひとつ、消えたのだろうか?
レコードの鈴屋さん。
ボク、情報を得ていないので、もしかして別の場所に移転されました?
間違ったら、ごめんなさい。
語るべき歴史やドラマをボクは語る権利も義務も、ない。
だから、ただ驚きを記するだけである。
しかしボクは何度も何度も見、聴いたんだ。
数多の唄い手さんたちが、ここをステップにして一つでも上の階段を
昇ろうと必死に懸命な姿を。
今、ボクは何もしていない。
正確に云えば、何もしていない、に等しい。
つまり、何かの役に立ち、誰かに喜んで貰えているのだろうか?
この疑問を自答できずに居るからである。
2008-02-17 01:28
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