119 cs2 くま社長手記 Vol.90 「レコーディング閑話 その1」
昨日、今日と二日間で長谷川のミニアルバムの 一曲「紅葉」のレコーディングをした。ギターの dobuo18 が奏でるベーストラックを録ったあと、長谷川の仮唄をバックに、愛息レノンくんのチェロの先生、宇田さんとご学友小林るい先生のストリングスのカルテットを生録。マイクアレンジから始まって、久々に緊張感のある現場を仕切ってきた。
HIT STUDIO と云う名のこのレコーディングスタジオはかつて育てたバンドのマスタリング作業をした以来、7年ぶりくらいに訪れたのだが、株式会社音響スタッフと云う札幌の会社の持ち物で名物社長の山本さん率いる、知るヒトぞ知る、スタジオなのである。
久しぶりにお会いした社長の笑顔でちょっとした弛緩を感じたが、ボクが仕事がしっかりとできるかどうか、若干気をモンではいたのであったが、無事、宇田先生他、ミュージシャンの技術と経験、またエンジニアの T さんの気さくでしかも腰が軽い対処に助けられ、なかなかの大作になったと思っている。
今日はそのトラックにベーストラックのギターの楽曲の最後の部分のリタルダントを造る作業と、バッキングの手直しと、間奏部分のカッティングのトラックの録音をして、いちおう仮のオケが完成。長谷川の唄入れを行った。
流石の天才も、と思ったが、ここまで持ってくる段階の心技一体のモチベーションと集中力は人並みではなく、「さらり」とレベル合わせのテイク 1を除けば実質これがテイク 1ともいえる、テイク 2で OK 出し。余計にもう 1テイク録ったもんだから、どっちがいいか、いろんな意味合いを考えながらホントに悩んだ。
結果、今日は両方を生かしてラフミックスで MP3 に落としてそれぞれ持ち帰ることに。
で、帰宅後聞いてみた。
ま、どちらも長谷川。
どちらのテイクでリリースされるかは、みなさん、お皿をどうぞ楽しみに待っていてください。
ボクは偉そうに言わせて貰えばこの「紅葉」と云う楽曲を聴いたときからアタマの中でなっていた「音」をカナリいい線まで実現できたことを本当に幸せに思う。いいミュージシャンとエンジニア、スタッフに恵まれたことを感謝する。
加えて、39年間に蓄積したあらゆる音楽に心から感謝しリスペクトした二日間であった。
リリースまではまだまだ多方面でやらなければならぬ仕事が山積みだが、このような機会に恵まれたことは本当にステキなことと思っている。
来週はいよいよ新曲を含む、バンドテイクのレコーディング。これまた、素晴らしいメンバーに恵まれ、いまから期待に胸を膨らましている。
レコーディングの合間に作製したジャケットおよびポスターのラフデザインも数点、まあまあのイメージを伝えられそうな予感もあるし、音楽処石川ちーやんをはじめ、多くの仲間に支えられ、やっとここまでこれたことにも
重ねて感謝したい。
さらに好きなことをさせてくれている会社の連中やその他大勢の関係者にも、心からお礼を言いたい。
まだリリース前だし、前途多難は覚悟の上。
皆さんのご支援ご協力をよろしくお願いします。
かたいか?
おやすみ。
2006-10-13 02:29
Comments
長谷川さんのブログの写真を見ると、
真剣さがビンビン伝わってきます。
高校の学園祭のリハーサルで、
体育館の端からステージの音をチェックしていた
お前を思い出した。
当時から、音楽には真面目だったよな。
…いや、覚えてなかったらいいんだ。
何はともあれ、今は、ハチが世に出す
音楽に期待して待っています。
2006-10-14 16:50 | たけし
日之出音楽事務所のHPから長谷川幸裕の
試聴が出来ます。
是非聞いてみて、コメントしてね。
2006-11-21 22:22 | くま社長